毛髪が育っていく過程には、髪の毛の毛根を支える毛母細胞が活発化し、新しい髪の成長を育むといった成長期という期間があります。その期間は約3年から4年と考えられているそうです。
また逆に退行期は、毛母細胞の活動が弱まる期間とされ、約2~3週間あるそうです。
休止期は、新しい髪の毛の生成のために、毛母細胞が活動を休止する時期で、約2から3ヵ月間あるといわれています。

ヘアサイクルの乱れが原因

脱毛症とは、このヘアサイクルが乱れたために引き起こされ、また食生活の乱れやストレス等が原因であると考えられています。
しかし、そういう生活習慣に関わることと同時に、頭皮の汚れ等の直接的な原因と考えられている脱毛症があります。
それが、脂漏(しろう)性脱毛症と粃糠(ひこう)性脱毛症とよばれるものです。

皮脂とフケによる脱毛

脂漏(しろう)性脱毛症は、皮脂腺の過剰反応によるものと見られています。
頭皮には、脂分を分泌するための皮脂腺というものがありますが、皮脂腺が過剰反応を起こし、皮脂が頭皮ににじみ出て、ベタついた感じになります。
出過ぎた皮脂が毛穴を塞いで炎症を起こし、毛根を傷め、脱毛を引き起こします。
また、弱った毛穴に種々の細菌が入り、毛母細胞を弱めることでも、脱毛になります。

一方、粃糠(ひこう)性脱毛症は、乾燥性のフケが大量に発生したことによると考えられています。大量発生したフケが毛穴を塞ぎ、それが元で炎症になり、脱毛します。時に湿疹や痒みを伴うことがあります。
特徴としては、抜けた髪の毛の毛根をみると、おたまじゃくの尻尾のように、極端に細くなっています。

予防としては、生活習慣の改善等とともに、適切なシャンプーやリンス、清潔な寝具の使用、常に髪の毛の清潔を保つことが必要となります。